昨日みた夢

 

 

時間帯はよくわからないが、まだ明るい時間だった。


わたしの家の、向かいのおばさんの家の窓を破って侵入しようとしている男を見ているところから始まる。
男のそばには女と子供が一人ずついる。

 

わたしは玄関から男の様子を見ている。


男は、こちらに気づいて、走ってくる。


あわてて玄関を閉めたが、男は閉まった玄関を力ずくで開けようとしてくる。しかもなにかわめいている。怖すぎる。

 

わたしは、家の中の弟に、鍵を締めるように言う。
わたしの両手はドアを必死で抑えることに使われていて、鍵をひねることができないからだ。


弟は、ボタンを押して鍵を締めるが、なぜか何度も押していて、鍵が締まったり開いたりする。そのたびに男が入ろうとする。わたしは「締めて!!!」など怒鳴っていた。

 

 

鍵が締まり、私はドアから手を離す。


男は尚もドアをゆすりながら、喚いている。弟は、話だけでも聞いてみたら、と言う。正気か?向かいのおばさん家の窓を破って入ろうとしていた奴だぞ?と思いながら、私はドアを薄く開け、男の話を聞く。

 

 

男は、食料を欲しているようだった。


自分には妻と子供がいて、何日も食事をとっていないという。(その割になぜか男は車でここまで来ている)


弟はその旨を父に話し、父は男に食料を分けようと言った。

 

 

私達は、なぜか大量にじゃがいもを備蓄していて、そのじゃがいもをなぜか必死で選別していった。
選別が終わる頃にはすっかり暗くなっていた。


20個くらい(あいまい)のじゃがいもを選び、男に渡す手はずとなった。


私は、長い間待たせてしまったし、じゃがいもをそのままの味で食べるのは大変だろうと、小さな瓶に塩を詰めた。

 

外に出てみると、家の前に並べてあるじゃがいもがほとんど虫に食われていて、私はそれをシャワーで洗い流した。(なぜ?)

 

(なぜ外にじゃがいもがたくさんあるのに男はおばさんの家に押し入ろうとしたのだろう?そしてなぜ律儀に私達が延々とじゃがいもを選別するのを待っていたのだろう?)

 

じゃがいもと塩を渡すと、男は感謝してもしきれないと泣いて喜んだ。


その喜び方が半端なくて、「もうこの世で一番嬉しい!貴重な塩までいただけるとは!!」みたいに泣きながら笑っていて、私は「なんか…じゃがいもなんかで申し訳ないな…」と思った。

そして「たしかうちに、青天の霹靂(米)の1キロの真空パックみたいなやつがあったなあ、あれもあげようかな」と思った。

 

しかし、男は私がそんなことを考えている間に普通に車で去っていった。

 

 


男が去ってしばらくした後、母が帰ってきた。

 

母に、今日こんなことがあったんだよ、と男の話をすると、母は突然つかみかかってきて、「なんでじゃがいもをあげたの!!?」と怒鳴った。

わたしは、「あんなにじゃがいもあっても食べ切れないだろ!!」と言い返し、母とつかみ合った。

 

母の指と爪が、わたしの肩にグイグイめり込む感覚を妙にリアルに覚えている。

 

 

そうこうしているうちに、玄関の方ですごい音がした。 

人の怒鳴り声もして、わたしと母は、サスマタ(そんなものうちにはない)を掴んで玄関に急いだ。

 

玄関には、わたしがさっきじゃがいもをあげた男がいて、父と弟と戦っていた(なぜ?)

 

私も臆することなく(なぜ?)、男の肩(なぜ?)をサスマタで掴んだ。

 

肩だったので、男にサスマタの棒部分を普通に取られ、男にリーチの長い武器を与えてしまった。

 

わたしたちは棒で、次々に円状に吹っ飛ばされる。マトリックスのやつ)

 

 

乱闘の末、わたしたちは男を家から追い出すことに成功する。

 

しかしなおも、わたしは男を追いかける。
家の前には、黒いワンボックスカーアルファードみたいなやつ)が停まっていて、仲間の男たちが二人いた。

 

わたしは、車に向かって走る。
車は走り出してしまったが、なおも追う。

 

すると、車にヤッターマンみたいな乗り方をしていた男に銃を突きつけられる。

 

(なぜか、男の、車に掴まって伸ばした腕の真っ直ぐさを鮮明に覚えている。)

 

うわ!撃たれる!?そういえば丸腰だ!と、思ったとき、目が覚めた。(お決まり)

 

 

 

起きたら、全身が強張っていて痛かった。


久しぶりに内容のある夢を見たぞ!と嬉しくて、しっかり覚えておこうとおさらいして、また寝た。

 

再び寝たら、おさらいをしたせいなのか、男がおばさんの家に押し入ろうとしているのを見て警察に通報するバージョンの夢をみた。

 

 

 

夢の面白さは、現実味の無さと辻褄の合わなさだと思う。昨日みた夢は、ストーリーらしきものがありつつも、それらがよい塩梅だったように思う。

 

夢があまりに現実的だったら、夢と現実の区別がつかないのではないだろうか。それとも現実的だと思っている方が夢なのか?

 

この夢は一体、

世界が終わったあとなのか?

やけに勇敢な、本来の私とはかけ離れた私は何なのか?

 

伏線は回収されません、夢だから。

 

夢診断とかはあまり信じていないけれど、深層心理に基づいた夢を見てるんだとしたら、色々と面白いですよね。

 

 

 

胡蝶の夢 - Wikipedia