👽こわい

 

皆さんは、前世とか来世を信じているだろうか。

まあ、本気で信じている人は少ないのではないだろうか。

前世とか来世なんてスピリチュアルすぎるし、死んだあとのことなんて今分かるはずがない。

でも、一度くらいは前世や来世について考えたことがあるんじゃないだろうか。

 

スペイン時代(時代、というほど長い期間でも昔でもないが)の私のルームメイトは、鳥がとても嫌いで、道で鳩に遭遇すると叫んだり跳んだり跳ねたりして、全身で拒絶していた。

 

理由もわからずとにかく嫌い!怖い!というものは、前世の死因に関わっている、という逸話があるそうだ。

そのことから、彼女は、「自分は前世で鳥葬にされた」と言っている。

 

私が訳もなく怖いものは、宇宙人だ。肌が灰色で、胴と手足が細長く、顔は逆三角形で目が大きく、顔のそれ以外のパーツは小さい奴が怖い。それ以外の形の宇宙人は怖くない。

プレデターとかはもう全然平気。

(宇宙人は、存在を信じているわけでは無いが、いないとも言いきれないんじゃないかなあ、と思っている。)

 

要するに、グレイタイプの宇宙人がこわい。

そのせいで宇宙人ポールすらちょっとこわい。ポールの見た目がこわい。

しかしこのタイプは、なぜか宇宙人の代名詞みたいになっているらしくメディア露出率がめちゃくちゃ高いので、自衛が大変である。特に夏のオカルト特番なんかは要注意。

 

ちなみに、さっきの前世理論でいくと、「私は前世で宇宙人👽に殺された」ことになってしまう。

 

 

対して、来世の話は、前世のものより話されているんじゃないだろうか。「生まれ変わったら何になりたい?」というアレだ。

人が数人集まったときに話される話題ランキング20位くらいには入っているはずだ。

 

「生まれ変わったら男がいい?女がいい?」とか、「人間?動物?」とか、引き出しは無限だ。

 

この話を仲間内ですると、その人の深層心理のようなものが垣間見えるような気がして面白い話題である。

 

私は、屋久(自我が芽生えたときから樹齢1000年超だといい)か、身長190センチの屈強なアメリカ人男性に生まれたい。

 

屋久杉になれば、人間が逃れられない感情や人間関係のしがらみからも解放される。しかも、絶対に伐採されない不動の地位を築いている。まさに植物界の勝ち組と言える。

 

できれば屋久杉に生まれたいしまた人間をやり直すのは嫌なのだが、万が一人間に産まれてしまったら、屈強なアメリカ人男性がいい。

とにかく頑強な肉体を持ち、その肉体があれば全てを切り開いて行けそうに思えるのに、それに加えてさらに勉強などして賢さを兼ね備えたパーフェクトヒューマンになる。

人間に生まれてしまった以上、彼もそれなりの苦労をしたり悩んだりするだろうが、そこは肉体の力と鍛えあげた精神力でなんとかできるだろう。

 

俄然、来世が楽しみになってきた。

宇宙人に生まれないことだけ願っておこう。

 

ちなみに、タイトルの👽こわいってのは、別に饅頭こわいのオマージュでは無いので、宇宙人を実は求めてるとかではないです

宇宙人ポール (字幕版)